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王家の紋章は古代が舞台ですが、
逆に、彼らがこっちにきたらどうなんだろう?
なんて思いました。
アイシスはこっちに来たことはあるわけですけどね!
しかし、20世紀のエジプトにどうして
順応できたのか疑問(笑)
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※前提として、
タイムスリップ後のイズミルは記憶喪失
カーテンを開けると澄み切った青空が視界いっぱいに広がり とてもいい気分にさせてくれる。
「おはようございます、イズミルさん」
階下へ降りると、屋敷の女中頭の女性がイズミルを姿を目にとめて声をかけてくれる。
「おはよう、ばあやさん」
「丁度パンが焼けたとこなのよ。
アプリコットジャムとともに召し上がれ」
にこやかな笑顔と優しい声でイズミルをテーブルへと誘うのは、屋敷の女主人のリード夫人。 華やかな金髪と綺麗な青い目を持つ、美しい女性だった。
「ライアンさんとロディさんはいないのですか?」
「ええ、仕事があるらしくて
朝ご飯を食べる前に出て行ってしまったわ」
少し悲しそうな顔で、彼女は言ったが、すぐに笑顔になる。
「でも、貴方がいるからよかったわ。
食事の作り甲斐があるもの」
「ありがとうございます」
食卓に並べられるものはイズミルの知らないものばかりだが、 夫人は料理が上手でどれも美味しく食べられる。本当にいい家庭に拾ってもらったとイズミルは自分の幸運に感謝した。
イズミルは自分の名前以外、どこからきたのか自分がだれなのかがわからない。 地中海で溺れていたところを航海中だったライアン・リードに拾われ、
こうしてリード家で居候させてもらっている。
「ああ、そうそう!今日はね
学校の合宿から末の娘のキャロルが来るのよ」
食事の手を止めて、リード夫人は
イズミルに語りかけた。
「キャロル…さん?」
「ええ、そうなんです。
お母様に似て美人なんですけど
はねっかえりで、土いじりが大好きなんですよ」
「そうですか。会うのが楽しみです」
会ったこともない娘の名前なのに、なぜかそれだけが
イズミルの胸に重くのしかかっていた。
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ばあやの作ったアプリコットジャム
はキャロルの大好物で、
アプリコット
はイズミルの大好物なんですよね。
その設定にすっごくドキドキします!!
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