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パタリロの最新刊、88巻が出ましたので
その感想を述べていきます!
■野ざらし
ご存じ、越後屋の旦那パタちゃんが
野ざらしのしゃれこうべを供養に出したところから
始まるストーリー。
大抵、幽霊の恩返しがセオリーなんですが、
そう見せかけた紀伊藩の陰謀でした(笑)
あまりのどんでん返しに唸ります。
極めつけは最後のページのご落胤の証。
久しぶりにパタちゃんが男前!!
と感じたお話でした。
あと、おクマさんの登場に驚き(笑)
■黒パポ
パポが可愛い。
しかし、痛くなくとも
血を吸われるのは怖いなあと思った次第。
お金儲けが目的で始まったペット商売ですが
最後の締め方は
パタちゃんの優しさがしみじみと感じます。
でもしっかりと儲けてるところがパタリロらしい(笑)
■神秘の占い
パタリロの守護霊のお話でした。
以前、シバイタロカ博士になって善行を
繰り返しているうちに、
すごい守護霊を宿していたと思うんですが、
あれってパタリロのがめつさに嫌気をさして
出て行ったんじゃなかったっけなあ。
今の守護霊が何だったのか
中々思い出せません・・・。
■ヒゲのある暮らし
そるの面倒だよね!!
と非常に共感したお話です。
しかし、カイゼル号じゃなく、
他の隊員に接待を任せばよかったんじゃないかと
こそっと突っ込んでおきます。
■集団失踪
マリネラの子供はパタリロを筆頭に
スーパーキッズぞろいですよね。
この間もミステリー作家志望の子がいましたし、
その前はロボットを作っていた子もいました(笑)
今回もそんな頭の良い男の子の作戦です。
また、パタリロの温情がキラリと光る回でもあり、
心がほのぼのします。
■黒いブッカ
怖いんだか可愛んだかわからんぞ!!
ブック星人!!(笑)
しかし、パタリロのハッタリに
すぐに対応できるタマネギは流石!!
おちゃらけたイメージがありますが
本当はエリート軍人なんですよねえ。
■大あたり
パタリロが食あたりなんて!!!
と非常にびっくりした話。
20年前のクラッカー+パチモンなので
仕方がないのかもしれない(笑)
■アパートにいっぱい
パタリロと言えば推理!
というくらい、お決まりの推理パートです。
しかし、全員がスパイというオチには
びっくりした!!
そういえばマリネラってスパイ天国でしたっけ。
■忍たま
えええええええ!!!!!!
いいのかこれ?!!!
と思ったほど、某忍者アニメのオマージュでした。
しかし、残念ながら
某忍者漫画は昔に見たっきりなので
キャラを思い出すのに
時間がかかりました。
パタリロ=学長
グッチ仙蔵先生=仙蔵先生
乱丸=乱太郎
霧べえ=きり丸
しん太郎=しんべえ
高優丸=滝夜叉丸
戸井=土井
でしたね。
また、ライバル学校が出てきたときは
ドクタケか?!と思いましたが
宇宙人でした。
まさかそうくるとは・・・!!!!
さて、全編をとうして
バンコランとマライヒが出てきませんでした・・・ね。
次巻に期待。
「誰が殺したクック・ロビン」のフレーズで連想できるのは二つ。前者はマザーグース、後者はパタリロです。
テンポの良い手拍子とヨガのようなポーズで踊るクック・ロビン音頭は、漫画の初期で主人公のパタリロがよく踊っておりました。そして、このパタリロ、弱10歳でありながら、マリネラという国の少年国王で大金持ち、さらには優れた頭脳と体力、生命力に加えて驚くべき図太さを兼ね添えたスーパーキッズなのであります。しかしながら、少女マンガの主人公にあるまじき肉まんのような顔。他のキャラクターが凛々しい美青年や可憐な少年だったりするので余計に、ふにゃふにゃ具合が目立ってしまいます。つまり、魔夜先生が描く繊細な絵柄とは一線を画すわけでありますが、読んでいくごとにチャーミングにみえてくるんだから不思議なんですよ。
肝心のストーリーについては、笑いあり、涙あり、少年愛あり、推理あり、落語あり、SFあり、天使と悪魔の戦いあり、と様々な分野を網羅して、一概にこういうストーリーとは言い難い。しかし、主人公パタリロが頭脳と体力、生命力を駆使して活躍する姿は痛快で心が晴れ晴れする。87巻ととても長い漫画ですが、読み切りであるので興味をひかれた巻を手に取っていただきたいと思う。