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ベルセルクの映画サイトが蝕仕様になっていて
各方面で取りざたされているわけですが、
ベルセルクと同様に中世を取り扱った

 

「狼の口」という漫画が面白すぎます。

ハプスブルグ家VS3連邦の戦いの話なんですが、
メインは関所だったりします。

アニメや漫画で必ず突破される脇役の関所が
主人公となっており、非常に斬新なお話でした。

舞台は14世紀くらいのドイツ、ゴットハルト峠の関所です。
ちなみに、この地区はウーリ、シュヴァイツ、ウンターヴァルデン
の3邦であり、ハプスブルグの支配下に置かれ、
この関所が唯一の連絡口。
「よそもんは出入り自由だけど、
この3邦の住民は出ちゃだめよv」

という掟の元、ヴォルフラムという男が支配していました。

ハプスブルグの圧政に耐えかねた
彼らはどうにか独立しようと奮闘するわけです。
そのためには関所をなんとかしないといけないんですが、
ヴォルフラムは残酷非道でありつつも
非常に頭のキレるキャラで、
ことごとくそれを阻止するわけなんですね。

彼のえげつなさは止まることを知らず、地元の人々は
畏怖と怒りを込めて「狼の口」と呼んでいました。
でも、ヴォルフラムは常に敬語で優しそうな笑顔を浮かべる
ジェントルマンキャラ(笑)


話の見どころとしては、

反乱分子がいかに試行錯誤して
この関所を突破するのか


が主となります。


私が一番印象に残っているのは、
あの有名な弁慶の勧進帳のシーン
オマージュした部分。

反乱を起こした名家の一人娘を
安全な場所まで逃がすために
家来が、自分の下僕とし
身分と性別を隠して関所を通ろうとするところ
です。


本家の通りに、
詰問された家来は
娘を助けるためにあえて
殴り飛ばすわけです。



正直、この場面で


「あーはいはい。これで
 代官が通ってよしっていうんでしょー。
 先見えててつまんなーい」

と思って、読むのをやめようかと思った。
(でもこれ1話)

 

しかしですね、
この時にヴォルフラムが放った一言
私は目から鱗だったんです。
以下、ネタバレのため、反転。


娘を投げ飛ばし、チラっとヴォルフラムの
様子を伺う家来に

「我々にお構いなく
 どうぞ遠慮なく続けてください。」

 

っと満面の笑顔で言うんですよ!!!

 


そしてさらに追い打ち。


「それとも、
 お芝居はもう終わりですか?」

 

ってね。


終始笑顔でジェントルマンなんですけど、
それが彼の怖いところ。


こんな感じで、反乱分子が
色んな趣向を凝らして
関所突破を試みるんですが、
それをことごとく看破していく
ヴォルフラムの活躍が凄まじいです。


しかし、彼の存在も絶対的なものではなく
落城の布石がほんの少しずつできあがっていくので、
ハラハラもしちゃうわけですな。


本当に面白かった。


えげつないけど。
 


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