やさしさは強さ・・・っていう言葉。
一番初めに浮かぶキャラクターがキャロルです。
キャロルってやさしいですよね。
人の不幸を悲しみ、人の幸せを素直に喜べる人でもあります。
相手の気持ちを慮ることができるところが彼女の魅力。
イズミル王子のキャロルを思う愛情は
ちょっとストーカーチック(?)なところがあると思いますが
そんな相手にもキャロルって人はやさしいです。
ただ彼女のやさしさが相手を振り回しているっていう見方も
ありますが・・・・・・・
あのメンフィスを懐柔させていったのもキャロルの「やさしさ」に
よるものでしょう。
もちろん、天河のユーリもやさしいです。
でもキャロルとはちょっと違う。
2人のやさしさの違いは
キャロル=静
ユーリ=動
です。
キャロルはどのような人間にも慈悲を与え
忍耐強さを持っています。
そのやさしさの性質はお嬢様育ちから
きている行動ともとれますが・・・
損得勘定はあまり働きません。
そしてくたしがったり
ねたんだりしません。
自分の中で消化させて
いるのでしょう。
ユーリは様々な検討を行った上で
相手にとって最良の選択を選ぶ
意志の強さがうかがえます。
そしてどちらにも共通するのが
短気ではないということ。
たとえ、頭に来たとしても
相手が一体どうしてそういうことをしたのか
少し立ち止まって
考える心の余裕が
彼女たちにはあります。
それは日々不断の努力によって
培われた性格でしょう。
これは強さです。
生きる強さ・・・・
王家や天河に限らず
少女漫画の主人公の魅力として
「やさしさ」は重要なキーワードだといつも思っています。
少年漫画の強さとは違う
少女ならではの
強さ。
そこには美しさも一緒に兼ね備えて
今でも私たちの心に
響くのでしょうね。
次回も彼女たちの魅力について考えたいと思います。

PR